「コンテンツ販売で稼ごうと思っていたけれど、やめとけと言われて不安」
「副業でコンテンツ販売を始めてみたいけれど、具体的にはよく分からない」
との悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
コンテンツ販売は誰でも手軽に始められる一方で、「やめとけ」と言われるデメリットが存在するのも事実です。
この記事では、コンテンツ販売とは何かを詳しく解説しながら、コンテンツ販売のメリットと始め方、成功させるためのポイントをお伝えします。さらに、コンテンツ販売はやめとけと言われる理由も解説しているので、「コンテンツ販売で稼いでみたい」とお考えの方はぜひお読みください。
コンテンツ販売とは?
コンテンツ販売とは、テキストや音声、動画などのコンテンツを販売するビジネスのことです。
情報という形のない商品を扱うコンテンツ販売では、物販と違って仕入れや資格取得の必要がありません。そのため、リスクが小さく、初心者でも始めやすいビジネスとして注目されています。
また、一度コンテンツを作るとそれ以降はコストがあまりかからず、利益を生み出し続ける資産になることもコンテンツ販売の大きなメリットの1つです。
コンテンツ販売の種類は大きく5つ
コンテンツ販売でよく扱われる商品は、以下の5つです。
・テキストコンテンツ
・音声コンテンツ
・動画コンテンツ
・オンラインセミナー
・有料メルマガ
1つずつ見ていきましょう。
テキストコンテンツ
テキストコンテンツとは、文章によるコンテンツのことです。
たとえば、PDFやKindleの電子書籍、noteなどのプラットフォームに公開する記事がテキストコンテンツに該当します。
テキストコンテンツは、動画や音声のコンテンツと比べてすでに成熟しているため、ユーザーに寄り添い、質を重視することが大切です。
音声コンテンツ
音声コンテンツとは、音声を使って情報を発信するコンテンツのことです。
従来はラジオが代表的でしたが、近年はポッドキャストや音声配信など、個人がインターネット上で発信するコンテンツが増えています。
この背景には、作業をしながら楽しむ「ながら視聴」に適しているという音声コンテンツの特徴があり、今後ますます市場が成長していくと見込まれています。
動画コンテンツ
動画コンテンツとは、映像や音を使用して情報を伝えるコンテンツのことです。
近年、YouTubeなどの動画配信サービスの流行に伴い、動画で情報を収集する人が増え、動画コンテンツの需要が拡大しています。
動画コンテンツは視覚と聴覚の両方にアプローチできるため、テキストコンテンツや音声コンテンツよりも多くの情報を短時間で伝えられる点が魅力です。
オンラインセミナー
オンラインセミナーとは、インターネット上で実施するセミナーのことです。
動画コンテンツと違って参加者のリアクションがすぐわかるため、配信しながら臨機応変に対応できる点がメリットです。
オンラインセミナーの集客には信用の獲得が重要であるため、まずは無料のセミナーで潜在顧客にアプローチしてファンを作るという戦略が取られることも多くあります。
有料メルマガ
有料メルマガとは、その名の通り有料で定期的に配信するメールのことです。
メルマガも文章によるコンテンツですが、情報を選んで買うのではなく、情報が届くという点でテキストコンテンツとは異なります。
そのため、有料メルマガを購読してもらうには、ほかのコンテンツ以上に信頼関係を構築することが重要です。
コンテンツ販売はやめとけと言われる5つの理由
コンテンツ販売は初心者でも始めやすいビジネスと言われる一方で、「やめとけ」という声があるのも事実です。
コンテンツ販売はやめとけと言われる理由は、以下の5つです。
・成果が出るまで時間がかかる
・信用の獲得が難しい
・作っても売れない可能性がある
・複製・無断利用されることがある
・クレームにつながる危険がある
コンテンツ販売を始める前に、やめとけと言われる理由や注意点もきちんと把握しておきましょう。
成果が出るまで時間がかかる
コンテンツ販売では、コンテンツを制作してから実際に成果が出るまでに時間がかかります。
コンテンツを制作したからといって、何もしなければコンテンツを買ってもらえるとは限りません。認知度を高めてコンテンツへのアクセスを増やしたり、信用を獲得してコンテンツの購入率を高めたりする必要があります。
コンテンツ販売が軌道に乗るまでは少なくとも半年ほどかかるため、すぐに稼ぎたいと考えているのであれば、コンテンツ販売は向いていないかもしれません。
信用の獲得が難しい
「コンテンツ販売は怪しい」というイメージを持つ方も少なくありません。
誇大広告によってコンテンツを高額で販売する詐欺があること、コンテンツは購入するまで内容がわからないことから、コンテンツ販売に関する注意喚起も多くなされています。
そのため、コンテンツが売れるためには不信感を払拭し、信用を獲得する必要があります。
信用獲得には多くの時間と労力がかかるため、短期間で楽に稼ぐには難しいかもしれません。
作っても売れない可能性がある
コンテンツは制作したからといって、必ずしも売れるとは限りません。
そもそもニーズがないと売れないですし、ニーズがあっても競合と差別化ができていないと売れない可能性があります。売れなかった場合も制作には時間がかかっているため、その時間が無駄だったと感じてしまうこともあるでしょう。
無断で複製・利用されることがある
コンテンツ販売では、販売したコンテンツが無断で複製・利用されるリスクがあります。
データ形式で提供されるデジタルコンテンツは、簡単にコピーを作成できてしまうためです。そのため、無断で複製したデータをあたかも自分の商品であるかのように販売されるケースも起こりえます。
コンテンツの無断利用を防ぐことは難しいですが、潜在顧客が流出したり、トラブルに巻き込まれたりする可能性があることは留意しておきましょう。
クレームにつながる危険がある
コンテンツ販売では、コンテンツを購入したユーザーからクレームを受けることがあります。
そもそもコンテンツ販売に対する不信感があること、コンテンツの内容が事前に確認できないことから、ほかの商品に比べて「想像と違った」「役に立たなかった」という評価を受けやすいのです。
ただし、どのようなビジネスであってもユーザーからの評価から逃れることはできません。
ビジネスを始める以上は、ユーザーのニーズを満たすことを心がけましょう。
コンテンツ販売の5つのメリット
やめとけと言われることもあるコンテンツ販売ですが、コンテンツ販売をおすすめできるメリットもあります。
コンテンツ販売のメリットは、以下の5つです。
・誰でも手軽に始められる
・初期費用をかけずに始められる
・在庫を抱えるリスクがない
・好きなときに好きな場所で働ける
・少ない労力で大きな利益を上げられる
1つずつ説明します。
誰でも手軽に始められる
コンテンツ販売のメリットの1つ目は、誰でも手軽に始められることです。
ほかのビジネスを始めようとすると、仕入れをしなくてはならなかったり、資格や特別なスキルが必要だったりします。
一方のコンテンツ販売は、商品が無形であるため仕入れの必要がなく、スマートフォンやパソコンさえあれば簡単に始められます。
また、自分の経験や知識から商品となるコンテンツを制作できるのも特徴です。
初期費用をかけずに始められる
コンテンツ販売のメリット2つ目は、初期費用をほとんどかけずに始められることです。
ほかの多くのビジネスでは、ビジネスを立ち上げるときに材料や商品の仕入れをしたり、ソフトウェアを購入したりします。これに対して、形のない商品を自分で作るコンテンツ販売では、初期費用がほとんどかからないケースもあります。
ビジネスを始める方の中には資金に余裕がない場合も考えられるため、初期費用がかからないことは大きな魅力です。
また、もしも売上が伸びなかったとしても、初期費用が回収できないというケースが起こりにくいのもポイントです。
在庫を抱えるリスクがない
コンテンツ販売のメリット3つ目は、在庫を抱えるリスクがないことです。
コンテンツ販売の商品はデジタルデータであるため、物販のように在庫を抱えて赤字になってしまったり、場所を圧迫したりする心配がありません。
また、人件費を除けばコンテンツ制作にはほとんどコストがかからないため、商品の数を増やせば増やすだけ利益は大きくなります。商品を増やしても売れなければ在庫となってしまう物販と比較すると、大きなメリットといえるでしょう。
好きなときに好きな場所で働ける
コンテンツ販売のメリット4つ目は、好きなときに好きな場所で働けることです。
個人でビジネスをするのであれば、時間や場所にしばられずに働きたいものです。しかし、仕入れや配送、顧客との打ち合わせが発生し、日中に働かないといけないケースがしばしば発生します。
コンテンツ販売のオンラインで完結するという性質は、ビジネスを始める方にとって注目すべきメリットです。
少ない労力で大きな利益を上げられる
コンテンツ販売のメリット5つ目は、少ない労力で大きな利益を上げられることです。
コンテンツを一度作ってしまえば、制作や在庫管理に手をかけることなく、半自動的に収入が入ってきます。
また、コンテンツ販売の性質として、一度売れ始めたらどんどん売れるようになることが挙げられます。デジタルデータを商品とするコンテンツ販売は、販売できる数に上限がないため、数十万円〜数百万円の利益を生むことも夢ではありません。
コンテンツ販売を始める3つのステップ
ここまで、コンテンツ販売のメリットをお伝えしました。
誰でも始められるのにリスクは小さく、大きな利益を生む可能性もあるコンテンツ販売ですが、どのような手順で始められるのでしょうか。
コンテンツ販売は、以下の3ステップで始められます。
1.コンテンツを作成する
2.コンテンツの販売方法(プラットフォーム)を決める
3.コンテンツを宣伝・集客する
各ステップの説明に加えて、おすすめのプラットフォームも紹介します。
コンテンツを制作する
まずは作りたいコンテンツを決め、実際にコンテンツを制作します。
コンテンツ制作のポイントは、自分の知識や経験を活かせるジャンルを選ぶこと、ニーズがあるかどうか調べたうえで制作することです。ニーズの有無は、過去に競合のコンテンツが売れているかで確認しましょう。
また、ニーズが大きい場合はとくに、自分が競合と勝負できるのかを判断する必要もあります。
コンテンツの販売方法(プラットフォーム)を決める
コンテンツを制作したら、販売方法を決めましょう。
はじめは自分で1からサイトを立ち上げるのではなく、すでに顧客が集まっているプラットフォームで販売したり、ネットショップを手軽に開設できるプラットフォームを使ったりするのがおすすめです。
コンテンツ販売ができるプラットフォームとして、以下5つを紹介します。
・Brain
・note
・Udemy
・ココナラ
・Stores
1つずつ特徴をご紹介します。
Brain
出典:Brain
Brainは、テキストコンテンツや動画コンテンツを販売できるプラットフォームです。
Brainの特徴の1つに、アフィリエイト機能があります。
コンテンツを紹介することによって紹介料が手に入るため、自分で告知しなくても、アフィリエイト収入を得たいユーザーが宣伝してくれるのがメリットです。
note
出典:note
noteは、テキストコンテンツを販売できるプラットフォームです。
noteの大きな特徴は、そのユーザーの多さ。2023年11月末時点で663万人ものユーザーがいるとされます。
質の高い記事を作れば、多くの購入が見込まれる点が魅力です。
Udemy
出典:Udemy
Udemyは、動画コンテンツを販売するプラットフォームです。
ウェブ開発、デザイン、ビジネスなどのジャンルに強く、ユーザーの学習意欲が高い傾向にあります。
とくに経験や実績が豊富な方におすすめです。
ココナラ
出典:ココナラ
ココナラは、知識や時間を販売するスキルマーケットです。
ココナラでは、テキストコンテンツや動画コンテンツを販売できるほか、オンラインレッスンも販売できます。
テレビCMも有名であり、ユーザー数が多いため販売しやすいのも特徴です。
Stores
出典:Stores
Storesは、手軽にネットショップを開設できるプラットフォームです。
ネットショップでは形のある商品を販売するイメージが強いかもしれませんが、Storesでは無形のコンテンツを販売できます。
簡単に自分のネットショップが作りたい方におすすめです。
コンテンツを宣伝・集客する
プラットフォームが決まったら、さっそくコンテンツを出品し、宣伝・集客を開始しましょう。
プラットフォームに出品することで人の目に触れる可能性は高まりますが、それでも売上が伸びないことも考えられます。
SNSやブログで情報を発信し続けて、認知の拡大と信用の獲得を目指しましょう。
コンテンツ販売を成功させるためのポイント・注意点
多くのメリットがありながらも、やめとけとも言われるコンテンツ販売。正しく取り組めば、トラブルのリスクを抑えつつ、成功の確率を高められます。
コンテンツ販売を成功させるためのポイント・注意点は、以下の4つです。
・成果が出るまで継続する
・はじめは少額商品から挑戦する
・複数のプラットフォームで販売する
・誇大広告・違反コンテンツに注意する
これら4つを押さえて、コンテンツ販売を成功させましょう。
成果が出るまで継続する
前述した通り、コンテンツ販売はやめとけと言われる理由の1つに、成果が出るまで時間がかかることが挙げられます。そのため、成果が出る前に挑戦をやめてしまい、結果として成果が出なかったというケースを耳にするかもしれません。
コンテンツ販売で成功するためには、成果が出るまでに半年以上の期間がかかることを理解し、辛抱強く取り組み続ける必要があります。
コンテンツ販売は成果が出始めるとどんどん利益が上がっていくビジネスなので、購入してもらえるまで、コンテンツの充実や宣伝を続けていきましょう。
はじめは少額商品から挑戦する
コンテンツ販売は怪しいというイメージがあるため、コンテンツを買ってもらうためには信用を獲得する必要があります。
また、購入前にコンテンツの内容が見られないという性質も信用の獲得を難しくしています。
そこで、SNSやブログ、メルマガなどで無料の情報発信を行ったり、低価格のコンテンツ販売を行ったりして信用を獲得しましょう。信用が得られた場合は、ユーザーがファンとなり、継続的にコンテンツを購入してくれることが見込まれます。
複数のプラットフォームで販売する
コンテンツには相性のよいプラットフォームとそうでないものがあるため、プラットフォームの利用者層やコンテンツの種類を考慮して適切なものを選ぶ必要があります。
ただしはじめから相性を判断するのは難しいため、1つに限定せず、複数のプラットフォームで販売するのがおすすめです。
また、販売するプラットフォームを増やすことでユーザーの目に触れる頻度も上がるため、購入してもらえる可能性を高められるというメリットもあります。
誇大広告・違反コンテンツに注意する
コンテンツ販売でトラブルを避けるため、誇大広告や違反コンテンツの販売は絶対にやめましょう。
顧客の信用を失って購入してもらえなくなるだけでなく、場合によっては損害賠償の請求にまで発展することもあります。
利益だけを追い求めるのではなく、ルールやモラルを守ってコンテンツ販売を行いましょう。
まとめ
副業の候補としてもよく紹介されるコンテンツビジネスとは、テキストや動画などによって情報を販売するビジネスのことで、誰でも簡単に始められます。
しばしば「コンテンツ販売はやめとけ」と言われることもありますが、成果が出るまでに時間がかかることに留意したり、誇大広告などによるトラブルを避けたりすれば、小さな労力で大きな利益を上げられる魅力的なビジネスだといえます。
初期費用やリスクが小さいことも特徴なので、さっそくコンテンツを制作し、プラットフォームでの販売を始めてみましょう。