「コンテンツ販売を始めてみたいけれど、どうしたら稼げるかわからない」
「コンテンツ販売のジャンルはどのようにして選べばよいのだろう…」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
コンテンツ販売で稼ぐためには、適切なジャンルを選ぶことが大切です。
この記事では、コンテンツ販売で稼ぎやすい4つのジャンルと自分に合ったジャンルの選び方をわかりやすくお伝えします。ジャンルを決めたあとにすべきこともまとめているので、コンテンツ販売で収入を増やしたい方はぜひ最後までお読みください。
コンテンツ販売とは?
コンテンツ販売とは、情報という形のない商品を販売するビジネスのことです。
初期費用なく始められることや自由な時間に働けることから、副業におすすめのビジネスとしても注目されています。
また、一度コンテンツを作るとそれ以降は利益を生み出し続ける資産になることもコンテンツ販売の大きなメリットの1つです。
コンテンツ販売でよく扱われる商品は、以下の5つです。
・テキストコンテンツ
・音声コンテンツ
・動画コンテンツ
・オンラインセミナー
・有料メルマガ
販売したいジャンルや自分が得意なことを踏まえてどのような種類のコンテンツを作成するかを決めましょう。
コンテンツ販売を成功させるにはジャンル選びが大切
コンテンツ販売を成功させるには、販売するコンテンツのジャンル選びが大切です。
コンテンツ販売に限ったことではありませんが、ビジネスの基本は顧客の悩みを解決することです。
悩みが解決されそうと感じてもらえなかったり、そもそも悩みが小さなものであったりする場合は、顧客はお金を払ってくれません。
例えば、あなたが皿洗いのスピードに自信があって誰かに教えられるとしても、おそらくお金を払ってくれる人は多くないでしょう。
一方で、管理栄養士監修の体重を減らすための食事方法であったらどうでしょうか。
きっとこのコンテンツは購入してもらえるはずです。
すなわち、人々が悩んでいるジャンルのコンテンツであれば購入されやすいということです。
コンテンツ販売で収入を増やしたい方は、悩みを解消できるジャンルを選びましょう。
コンテンツ販売で稼げる4つのジャンルと具体的なテーマ
コンテンツ販売で稼げるのは、人々が悩んでいるジャンルです。
人の根本的な悩みごとは、大きく4つに分けられるといいます。
この法則は4つのジャンルの頭文字をとってHARMの法則と呼ばれており、それぞれが表しているのは以下の通りです。
・H(Health)
・A(Ambition)
・R(Relation)
・M(Money)
1つずつ丁寧に解説します。
H(Health)
コンテンツ販売で稼げるジャンルの1つ目は、Health(健康・美容・容姿)です。
「ずっと健康でいたいけれど将来に不安がある」「今より美しく・かっこよくなりたい」というのは誰もが持っている悩みでしょう。
ジャンルを細かくすると、以下が挙げられます。
健康 | ・生活習慣病を含む病気の予防や治療法・妊娠・出産・ストレス・ウェルビーイング |
美容・容姿 | ・ダイエット・筋トレ・脱毛・エステ・シミ・しわ・白髪・AGA |
例えば「ダイエットしたい」と思っている方をターゲットとするなら、以下のコンテンツを作れます。
・減量のための食事方法
・減量のためのエクササイズ方法
・ダイエットを継続させるためのメンタルの保ち方
なお、Health(健康・美容・容姿)に関する情報発信をするときは、薬機法に抵触しないよう気をつけましょう。
A(Ambition)
コンテンツ販売で稼げるジャンルの2つ目は、Ambition(将来・夢・キャリア)です。
「今よりキャリアアップしたい」「理想のワークライフバランスを実現したい」といった悩みが該当します。
より具体的には以下が挙げられます。
・将来のビジョン
・就職・転職・退職
・キャリアアップ
・起業・フリーランス
・マインドセット・目標設定
・ワークライフバランス
・生涯学習・リスキリング
Ambition(将来・夢・キャリア)に関するコンテンツは大きく2つに分けられます。
1つは夢を叶えるための道筋やマインドセットを伝えるもの、もう1つは夢を叶えるためのスキルを教えるものです。
なお、この記事のようにそれら2つを合わせて体系化したコンテンツもあります。
夢にはさまざまありますが、とくに「稼げる」と言われている仕事に関するコンテンツは購入されやすい傾向にあります。
これはM(Money)ジャンルとも重複します。
稼げるため新しく始める人が多いのは、例えば以下などです。
・プログラミング
・Webデザイン
・ライティング
・SNS運用
・YouTube
・アフィリエイト
・ブログ
・物販
教えられるほどの知識がないと思う方もいるかもしれませんが、初めたばかりだからこその苦労など、自分に伝えられることを見つけましょう。
R(Relation)
コンテンツ販売で稼げるジャンルの3つ目は、Relation(人間関係・恋愛・結婚)です。
すべての悩みは人間関係に関すると言われることもあるほど、ほとんどの人が何かしらの悩みを抱えています。
とくにコンテンツが販売しやすいのは、以下に関するものです。
・恋愛・結婚
・トーク術
・職場でのコミュニケーション
・占い・スピリチュアル
美容や働き方と違って、流行に左右されず常に関心が高いのがRelation(人間関係・恋愛・結婚)ジャンルの特徴です。
また、誰しも人間関係を持っているので、自分の経験からコンテンツを作りやすいジャンルともいえます。
M(Money)
コンテンツ販売で稼げるジャンルの4つ目は、Money(お金)です。
「もっとお金を稼ぎたい」「投資でお金を増やしたい」という感情は多くの人が持っており、それゆえにこの記事でも「コンテンツ販売で稼げるジャンル」を紹介しています。
具体的には、例えば以下の4つのテーマが該当します。
・副業
・投資
・節約術
・マネープラン
このうち副業はA(Ambition)で説明した通りです。
Money(お金)はほかのジャンルに比べて目標を達成したかがはっきりとわかりやすいため、成功した場合は高い評価を得やすい一方で、失敗した場合はクレームを受けやすい性質があります。
自分に合うジャンルを選ぶ3つのステップ
コンテンツ販売で稼ぎやすいジャンルは、人間の根本的な悩みであるHealth(健康・美容・容姿)・Ambition(将来・夢・キャリア)・Relation(人間関係・恋愛・結婚)・Money(お金)でした。
では、自分に合うジャンルはどのようにして選べばよいのでしょうか。
以下の3つのステップをご紹介します。
1. 自分の好きなことを整理する
2. 経験やスキルをもとに得意なことを見つける
3. 市場ニーズがあるか調べる
1ステップ目から順に説明します。
1. 自分の好きなことを整理する
自分に合うジャンルを選ぶステップの1つ目は、自分の好きなことを整理することです。
コンテンツ販売で成功するためには続けることが大切です。
継続してコンテンツを制作できるように、自分が好きなことに関連したジャンルを選びましょう。
また、単に「好き」にとどまらず、仕事の目的やビジョンを明確にしておくことも重要です。
まずは自分がやりたいことを洗い出して、高いモチベーションが保てるジャンルを探しましょう。
2. 経験やスキルをもとに得意なことを見つける
自分に合うジャンルを選ぶステップの2つ目は、経験やスキルをもとに得意なことを見つけることです。
好きであることはもちろん大切な要素ですが、それだけで稼げるわけではありません。
自分がほかの人に教えられることは何かを、経験やスキルから明らかにしましょう。
例えば、以下のように経験を箇条書きにするのがおすすめです。
・10歳から続けているピアノではコンクールで優勝した
・2010年に〇〇株式会社に入社してマーケティング部門に配属された
・マーケティング部門では2015年からリーダーを任され、Webからの集客率を20%向上させた
客観的に判断するため、可能であれば具体的な数字もまとめておきましょう。
3. 市場ニーズがあるか調べる
自分に合うジャンルを選ぶステップの3つ目は、市場ニーズがあるか調べることです。
好きなことと得意なことが重なっていたとしても、ニーズがあるのかを確認する必要があります。
Health(健康・美容・容姿)・Ambition(将来・夢・キャリア)・Relation(人間関係・恋愛・結婚)・Money(お金)は悩みやすいとお伝えしましたが、もう細かい粒度で市場ニーズを調査しておきましょう。
市場のリサーチ方法を4つご紹介します。
・Amazonで本を探す
・Googleで検索する
・Yahoo!知恵袋で直接悩みを調べる
・Xで直接悩みを調べる
それぞれ解説します。
ニーズの確認方法① Amazonで本を探す
ニーズの確認方法1つ目は、Amazonで本を探すことです。
Amazonで本が売られているということは、本を買いたい人がいることを意味します。
そのジャンルにニーズがあるかは、口コミがついている本があるかで判断しましょう。
また、どのようなニーズがあるかを探りたいときは、ランキングを確認するのがおすすめです。
「ビジネス・経済」などの大きなジャンルごとに、どのような情報が求められているかを確認できます。
ニーズの確認方法② Googleで検索する
ニーズの確認方法2つ目は、 Googleで検索することです。
検索して多くの記事が出てくるキーワードは、ニーズが大きくコンテンツ販売のジャンルとして向いていることがわかります。
検索結果は10件を基準として、それ以下の場合はニーズがないと判断しましょう。
また、関連するニーズを知りたいときには、Googleサジェストキーワードが活用できます。
サジェストキーワードとは、検索するときに候補で表示される言葉のことです。
例えば、検索窓に「コンテンツ販売」と入れると以下が一緒に調べられていることがわかります。
・コンテンツ販売 やり方
・コンテンツ販売 プラットフォーム
・コンテンツ販売 どこで売る
・コンテンツ販売 副業
まずはジャンル自体にニーズがあるかを確かめたうえで、どのようなコンテンツを制作するかを具体的に決めていきましょう。
ニーズの確認方法③ Yahoo!知恵袋で直接悩みを調べる
ニーズの確認方法3つ目は、 Yahoo!知恵袋で直接悩みを調べることです。
コンテンツ販売を成功させるには大まかなジャンルを決めるだけでなく、具体的にだれが何に悩んでいるのか、どのような状態になれば解決したといえるのかを把握しておく必要があります。
Yahoo!知恵袋は人々が悩みを投稿して、それに対していろいろな人が回答するというプラットフォームです。
大きなジャンルが決まったら「ダイエット」などと検索して、具体的なニーズを探っていきましょう。
ニーズの確認方法④ Xで直接悩みを調べる
ニーズの確認方法4つ目は、 Xで直接悩みを調べることです。
X(旧Twitter)もYahoo!知恵袋同様に、ユーザーの実際の声が集まっています。
質問ではなく思いをつぶやくSNSであるため、そのニーズを持つことになった経緯や理由を把握できるでしょう。
稼げるジャンルでのコンテンツ販売における3つの注意点
稼げるジャンルでのコンテンツ販売には、注意しなくてはならないことが3つあります。
・クレームにつながる危険がある
・競合との差別化が重要である
・成果が出るまで継続が必要である
1つずつ確認しましょう。
クレームにつながる危険がある
まず、クレームにつながる危険があると認識しておきましょう。
正しい情報を適切に発信していたとしても、「やってみたらうまくいかない、詐欺なのではないか」という声が上がりやすいのが事実です。
実際に、コンテンツ販売は怪しいというイメージを持つ人は少なくありません。
ただでさえクレームを受けやすいことを理解して、稼ぎたいからと嘘の成果を発信することがないようにしましょう。
競合との差別化が重要である
稼げるジャンルだということは、多くの人が始めていることを意味します。
競合との差別化を実現し、「買いたい」と言ってくれる人を増やしましょう。
ただし、価格面での差別化は避けるのがおすすめです。
ニッチなジャンルを狙ったりその後のサポートを充実させたりと、機能的な優位性を獲得しましょう。
成果が出るまで継続が必要である
すぐに成果が出ないからといって、すぐにコンテンツ販売をやめてしまう人もいます。
しかし、そもそもコンテンツの購入には信頼関係の構築が重要であるため、成果が出るまでに時間がかかってしまうものです。
成果が出るまで根気強く継続しましょう。
コンテンツ販売が軌道に乗るまでは少なくとも数ヶ月〜半年ほどかかります。
継続するためにも、好きなジャンルを選択しましょう。
コンテンツ販売のジャンルが決まったあとの4ステップ
コンテンツ販売のジャンルが決まったら、いよいよ販売が始まります。
ここでは以下の4つのステップにわけて解説します。
1. コンセプトを決める
2.コンテンツを作成する
3.コンテンツの販売方法(プラットフォーム)を決める
4.コンテンツを宣伝・集客する
1つずつ着実に実行していきましょう。
1. コンセプトを決める
ジャンルが決まったあと1つ目のステップは、コンセプトを決めることです。
コンセプトとは「商品・サービスが目指す方向性」のことであり、どのような顧客に何を提供しどのような価値を与えるのかを具体化する必要があります。
コンセプトを決めるメリットは以下の3つです。
・商品やサービスの方向性が明確になる
・ターゲットに届きやすくなる
・競合との差別化が図りやすくなる
いきなりコンテンツを作成するのではなく、必ずコンセプト設計から始めましょう。
2.コンテンツを作成する
コンセプトが決まったら、いよいよコンテンツを作成します。
コンテンツ制作の過程ではコンセプトを見返し、方向性がぶれていないことを定期的に確認しましょう。
また、作成するコンテンツが価格相応なのか、競合と差別化できているかを確認するため、ほかのコンテンツを購入してリサーチすることも大切です。
3.コンテンツの販売方法(プラットフォーム)を決める
コンテンツが作成できたら、コンテンツをどのプラットフォームで販売するかを決めていきましょう。
コンテンツ販売におすすめのプラットフォームには以下があります。
・Brain
・note
・Udemy
・ココナラ
・Stores
コンテンツのジャンルや種類によって、適切なプラットフォームを選びましょう。
4.コンテンツを宣伝・集客する
最後にコンテンツの宣伝・集客を行います。
販売に至るまでのフローは、「見込み客の獲得→見込み客の育成→商品・サービスの販売」です。
見込み客の獲得手段には以下があり、ターゲットやコンテンツの種類によって自分に合ったものを選ぶ必要があります。
・YouTube
・Udemy
・stand.fm
・X(旧Twitter)
・TikTok
・ブログ
・Kindle
見込み客の育成はLINE公式アカウントを活用するのがおすすめです。
LINEでのコミュニケーションを通じて商品の魅力を伝え、商品を購入してもらいましょう。
まとめ
コンテンツ販売で成功するためにはジャンル選びが重要です。
とくに人間の根本的な悩みであるHealth(健康・美容・容姿)・Ambition(将来・夢・キャリア)・Relation(人間関係・恋愛・結婚)・Money(お金)に関係するジャンルが稼ぎやすいことを覚えておきましょう。
また、自分の好きと得意、さらに市場ニーズが重なるジャンルのコンテンツ制作を行うことが大切です。
継続しやすい、かつ競合と差別化できるコンテンツを作成して収入アップを達成しましょう。