「Udemy講師になると本当に稼げるの?」
「自分でもUdemy講師になれるの?」
と悩んでいる人も多いでしょう。
Udemy講師になると収入を増やせるにも関わらず、さまざまな誤解によってUdemy講師になることをためらう人がいるのも事実です。
そこでこの記事では、Udemy講師になる4つのメリットと、3つの誤解に対する正しい答えをお伝えします。
さらにUdemy講師として、コースを作る方法も解説しています。
Udemy講師になって収入を増やしたい方はぜひ最後までお読みください。
Udemy講師の収入は?
Udemy講師の収入はコースの数や評価によって異なりますが、軌道に乗ったら会社員と同じくらい稼ぐことも可能です。
ここでは、コースがどのくらい売れたら会社員レベルの収入になるかシミュレーションしてみましょう。
Udemyにおける収益配分の仕組みは、以下の通りです。
講師の収益 | |
Udemy経由の購入 | 売上の37% |
講師の紹介で購入 | 売上の97% |
通常価格10,000円、セール時価格1,500円の商品を作ったと仮定しましょう。
Udemy経由の場合セール時の収益は555円、セール時以外は3,700円、講師の紹介の収益は9.700円です。
月20万円を稼ぐためには、Udemy経由でセール時なら月に約360回、セール時以外は約54回、講師経由なら月に約21回購入される必要があります。
すなわち、セール時以外にも購入されるくらいの露出と信頼を獲得する、もしくはUdemy以外に集客チャネルを作ると、会社員くらい稼げるといえます。
ただし、これはUdemy単体の収入であり、Udemyでそれだけ稼ぐことができ、ほかの売上も合わせるとかなりの額になるでしょう。
Udemy講師になる5つのメリット
Udemy講師になるメリットは以下の5つです。
1. ストック収入が得られる
2. 始めるリスクが小さい
3. 権威性が手に入る
4. 自分のスキルアップにも繋がる
5. 確度の高い見込み客リストが得られる
1つずつわかりやすく解説します。
1. ストック収入が得られる
Udemy講師になるメリット1つ目は、ストック収入が得られることです。
ストック収入とは継続的に収入が積み上がっていくタイプの収益で、不労所得とも呼ばれます。
コンテンツ販売のメリットとして、ストック収入が挙げられることがしばしばあります。
たしかにコンテンツ作成は一度きりですが、実際にはプロモーションや顧客の育成を継続的に行うことが必要です。
これに対してUdemyは、プラットフォーム自体が集客も行ってくれます。
コンテンツを公開してしまえばそれ以降は何もしなくとも収益が手に入るため、労力をかけずに収入を得たい人にはとくにおすすめです。
2. 始めるリスクが小さい
Udemy講師になるメリット2つ目は、始めるリスクが小さいことです。
Udemyでのコンテンツ販売はパソコンさえあれば始められるため、初期費用がほとんどかかりません。
また、仕入れが必要なく、在庫を抱えてしまう心配もないでしょう。
副業やフリーランスで新しい収入源がほしいと考えている人にとってこれほど大きなメリットはありません。
3. 権威性が手に入る
Udemy講師になるメリット3つ目は、権威性が手に入ることです。
コンテンツ販売のような無形の商品を購入してもらうためには、権威性によって信頼を得ることが大切です。
例えば、Udemy講師としての実績を以下のように示せます。
・ベストセラーコースを10個取りました
・2,000個売れたコースの評価が4.8でした
・5,000人の生徒がいます
Udemy内で収入を得られるのはもちろん、Udemyの実績を生かしてほかのプラットフォームでも顧客を獲得できるのもメリットの1つです。
4. 自分のスキルアップにも繋がる
Udemy講師になるメリット4つ目は、自分のスキルアップにも繋がることです。
覚えたい内容を効率よく定着させたりスキルを向上させたりするためには、ほかの人に教えることが有効です。
ほかの人に説明することで自分が理解できていない部分を明確にでき、自分のインプットにも繋がります。
Udemyでは誰でもコンテンツを作成・販売できるため、自分が学習している内容を発信して自分のスキルアップに活用するのもおすすめです。
5. 確度の高い見込み客リストが得られる
Udemy講師になるメリット5つ目は、 確度の高い見込み客リストが得られることです。
Udemy講師の収入の説明で「Udemyで会社員くらい稼ぐことができれば、ほかの売上も合わせるとかなりの額になる」と述べました。
Udemy講師のみを仕事にするのではなく、コンテンツ販売の集客手段として活用するのがおすすめです。
コンテンツ販売の集客は通常「見込み客リストの獲得→見込み客の育成→商品の販売」という流れで行います。
Udemyを活用すると、受講生がコースを一通り学んだあと、すなわち育成まで完了した購入確度の高い状態で見込み客リストに入ってきます。
また、Udemyが広告費を払って集客を行ってくれるため、コースを作成するだけでリストが手に入るのもUdemy講師になる大きなメリットです。
Udemy講師についての3つの誤解
メリットの大きいUdemy講師ですが、誤解されている点もあります。
・コースの内容を審査される
・顔や名前を出さないといけない
・特別な人しか講師になれない
ここでは、以上3つの誤解について正しい情報をお伝えします。
コースの内容を審査される
Udemyには審査があるため、コースの内容を審査されると誤解している人も多いでしょう。
しかし、実際にはコースの内容ではなく、動画の画質と音質のみが審査の対象となるようです。
コースの内容によって顧客から評価がつけられるためもちろん内容は大切ですが、審査に通らないかもしれないという理由でUdemyを始めないのはもったいないことです。
なお、音質の審査があるため、できるだけ静かな環境でマイクを使用して録音するようにしましょう。
顔や名前を出さないといけない
Udemy講師になるためには、顔や名前を出さないといけないというのもよくある誤解です。
実際には顔や名前を出さずとも、Udemy講師になれます。
顔を出さない場合は、スクリーンキャストという機能を使うのがおすすめです。
スクリーンキャストとは画面上の操作や音声を録画するものであり、例えばスライドショーを投影しながら話しているコンテンツを作成できます。
また、名前は途中でも変えることが可能です。
はじめは屋号やニックネームを使用し、本業として取り組むときに本名に変えるのもよいでしょう。
特別な人しか講師になれない
Udemy講師をしたいけれど始められていないという人の中には、特別な人しか講師に慣れないと誤解している人も多くいるでしょう。
しかし、コースの内容や講師の経歴の審査はないため、誰でもUdemy講師になれます。
自分はUdemy講師になるほどのスキルがないと思う人は、以下を書き出してみましょう。
・暇があればやってしまう好きなこと
・過去に苦労した経験
・子どものころの習い事
・社会人になってからの経歴
ほかの人より少しでも詳しいことがあれば、講座を作るうえでのヒントになるはずです。
Udemy講師になる前に知っておきたい4つのこと
Udemy講師は誰でもなれる仕事ですが、必ずしもすぐに簡単に稼げるわけではありません。
ここでは、Udemy講師になる前に知っておきたい4つのことを紹介します。
1. Udemy講師であるとバレる可能性がある
2. すぐに大金を得るのは難しい
3. ほかとの差別化が大切
4. よい講座を作るのが難しい
メリットだけでなく、これらも把握したうえでUdemy講師を始めましょう。
1. Udemy講師であるとバレる可能性がある
Udemy講師になるために顔や名前を出す必要はありませんが、Udemy講師であるとバレてしまう可能性はゼロではありません。
Udemyでは人気の講座が上位に表示されるため、人気講師になるにつれて露出が増えていきます。
多くの人に届くようになると、顔を出していなかったとしても声を聞いただけであなただとわかる人も出てくるかもしれません。
顔を出していなければ確信を得ることは難しいですが、疑われる可能性があることは知っておきましょう。
2. すぐに大金を得るのは難しい
Udemy講師になってもすぐに大金を得るのが難しいのが実際のところです。
なぜなら、Udemyでは人気のコースにユーザーが集中するからです。
コツコツと継続して着実に評価を積み重ねていったり、ブログやSNSなど外部からユーザーを集めてきたりして、コースの人気を高めていきましょう。
一度人気を集めることができたら、その後はストック収入として売上が得られるようになります。
3. ほかとの差別化が大切
Udemyには競合がたくさん存在します。
後発として成功するのは容易ではないため、ほかとの差別化をきちんと行うことが大切です。
競合が提供できている価値と提供できていない価値を整理し、ニッチなジャンルを狙ったり、その後のサポートを充実させたりして差別化を図りましょう。
4. よい講座を作るのが難しい
講座を作るのが初めての場合はとくに、よい講座を作るのが難しいと理解しておきましょう。
ユーザーが途中でつまずくことがないよう、かつ冗長だと思われないようなコースを作ることは簡単ではありません。
想定するユーザーはどのくらいの知識があり何に困っているのか、その悩みを解決して何を実現したいと思っているのかなど、ターゲットについての解像度を高めておきましょう。
可能であれば、一度ターゲットに確認してもらい、フィードバックを受けるのがおすすめです。
Udemy講座を作るための4ステップ
Udemy講座は以下の4ステップで作成できます。
1. 講座のトピックとターゲットを決める
2. 学習目標を設定する
3. 講座を収録する
4. 講座を公開する
ステップごとに説明します。
1. 講座のトピックとターゲットを決める
Udemy講座作成の1ステップ目は「講座のトピックとターゲットを決める」です。
トピックを選ぶ際は、好きなこと、スキルや得意なこと、市場ニーズの3つが重なる領域を探すのがよいでしょう。
同じトピックであってもターゲットによってコンテンツの内容が変わってきます。
受講生の目的や期待を含むペルソナを明確にしておきましょう。
また、この時点で競合を調査し、差別化の方法を検討しておくことが重要です。
2. 学習目標を設定する
Udemy講座作成の2ステップ目は「学習目標を設定する」です。
受講生がどのような順番で何を習得していくのかを設計し、学習目標を設定しましょう。
効果的なオンライン学習のためには、段階的に学習を進めていくことが不可欠です。
1ステップ目で決めたターゲットに寄り添い、過不足のない学習計画を立てましょう。
3. 講座を収録する
Udemy講座作成の3ステップ目は「講座を収録する」です。
受講生が途中で離脱しないよう、話す内容や順番を検討し、原稿を作成しましょう。
また、はじめのうちは原稿を読む練習もしておくと安心です。
練習を終えて実際に収録するときは、音質のよい講座ができるように静かな環境で取り組みましょう。
4. 講座を公開する
Udemy講座作成の4ステップ目は、いよいよ「講座を公開する」です。
Udemyが集客してくれるとはいえ、はじめはなかなか購入に至らないでしょう。
ブログやSNSで講座の宣伝をしたり、講座の金額を調整したりして、講座が購入されるよう工夫することが大切です。
また、講座が売れるようになったら、より高単価なサービス・商品も準備し、Udemyを集客ツールとして活用するのがおすすめです。
Udemy講師として収入を最大化するポイント
Udemy講師として収入を最大化するポイントは2つあります。
・ベストセラー講師になる
・高単価のコンテンツ販売への動線とする
それぞれ解説します。
ベストセラー講師になる
まず、Udemy講座の売上を最大化するためにベストセラー講師を目指しましょう。
ベストセラーとは以下を満たす講座のことで、コースに「ベストセラータグ」がつきます。
・主要トピックとカテゴリーの組み合わせの中で、最近の販売数が最も多いコースであること
・コース平均評価が4.2以上であること
ベストセラーを獲得することでUdemyが広告費を出して集客してくれるようになるため、ベストセラー講師になることがストック収入を得るための最初の課題です。
高単価のコンテンツ販売への動線とする
ベストセラー講師になったら、Udemyを高単価コンテンツへの動線としましょう。
Udemyは育成まで完了した購入確度の高い見込み客リストが手に入る集客ツールであり、さらに、ベストセラー講師になるとコースの宣伝まで行ってもらえるので活用しない手はありません。
例えば、Udemyの数万円のコンテンツでベストセラーを獲得し、そこから公式LINEに誘導、公式LINEで単価数十万円のコンテンツを販売するという流れがおすすめです。
まとめ
自分はなれないと誤解している人も少なくないUdemy講師ですが、コンテンツ販売で収入を増やしたい人におすすめの仕事です。
Udemy講座でストック収入が得られるのはもちろん、Udemyで獲得できる購入確度の高い見込み客リストを活用し、より高単価なコンテンツの販売につなげることもできます。
まずは講座のトピックとターゲットを明確にするところからコースを設計し、ベストセラー講師を目指しましょう。