コンテンツ販売におすすめ！LINE公式アカウントでできることや料金について解説

「LINE公式アカウントでできることは何があるのだろうか？」
「個人でもLINE公式アカウントを使うのがよいだろうか？」
と悩んでいる方も多いでしょう。

LINE公式アカウントはビジネス用のLINEアカウントであり、個人であってもコンテンツ販売の集客に有効活用できます。

この記事では、LINE公式アカウントでできることや活用するメリット、さらにコンテンツ販売の集客での活用方法をお伝えします。

個人でもコンテンツ販売に公式LINEを活用すべき理由

公式LINE（LINE公式アカウント）とは、主に店舗や企業が利用するビジネス用のLINEアカウントです。

通常のLINEとは異なり、友だち追加したユーザーにメッセージを一斉に配信したり、自動でメッセージを返信したりできます。

一般に店舗や企業が使うイメージの強い公式LINEですが、コンテンツ販売をする個人にこそおすすめなツールです。

公式LINEはコンテンツ販売の集客、とくに顧客の育成（ナーチャリング）に向いています。

見込み客と公式LINEでコミュニケーションを取ることで信頼関係を築き、コンテンツ販売の集客を成功させましょう。

コンテンツ販売でLINE公式アカウントを使う4つのメリット

コンテンツ販売でLINE公式アカウントを使うメリットは以下の4つです。

1つずつ解説します。

1. 多くの人にアプローチできる

LINEの月間ユーザー数は9,500万人と広く普及しており、LINE公式アカウントを活用すると多くの人にアプローチできます。

また、10代と60代を含む各世代に偏りなくユーザーがいるため、コンテンツ販売の対象が誰であっても効果を発揮します。

コンテンツ販売の集客を効率的に行ううえで、多くの人に情報発信ができる点は大きな魅力です。

2. 信頼関係を築きやすい

信頼関係を築きやすいことも、LINE公式アカウントを活用するメリットです。

LINEが日常生活に浸透していること、公式LINEも通常のLINE同様にチャット形式であることから、営業をされていると感じにくい性質があります。

自然な感覚でコミュニケーションを取れるため、顧客との距離感が近づき、ファンになってもらいやすいでしょう。

3. 一斉にメッセージを配信できる

多くの人にアプローチできること、信頼関係が築きやすいことがメリットであれば、わざわざ公式LINEを作らずに個人のLINEを活用すればよいと考える方もいるかもしれません。

しかし、公式LINEではメッセージを一斉に配信することができることから、工数の大きな削減につながります。

見込み客を対象とするリストマーケティングでは、できる限り自動化を行い、顧客獲得の効率を上げることが重要です。

一斉配信や後述するさまざまな機能を使って、顧客の育成を自動化しましょう。

4. メルマガより高い開封率が期待できる

同じくメッセージの一斉配信ができるメルマガと比べると、LINE公式アカウントには開封率が高いというメリットがあります。

具体的にはメルマガの平均開封率が約23%であるのに対し、公式LINEは約55%と、公式LINEのほうが2倍以上読まれやすいといえます。

また、メルマガ登録よりもLINEの友だち追加のほうがハードルが低く、見込み客の獲得の観点からもLINE公式アカウントを活用するのがおすすめです。

LINE公式アカウントでできること｜7つの機能を紹介

公式LINEではさまざまな機能が用意されています。その中で今回は、コンテンツ販売で活用できる以下の7つの機能をご紹介します。

それぞれの特徴を見てみましょう。

メッセージ配信

1つ目は、メッセージ配信です。

友だち追加したすべてのユーザーに対して、一斉にメッセージを送付できます。

配信できるメッセージにはテキストやスタンプ、写真など、通常の個人LINE同様のものはもちろん、クーポンやアンケート、webページに遷移させるリッチメッセージなど、豊富な種類があります。

チャット機能

2つ目は、チャット機能です。

LINEと聞いて誰もが思い浮かべるであろうチャット機能は、もちろん公式LINEでも使えます。

送信しかできないこともあるメルマガと違って、双方向のコミュニケーションが取れるのが特徴です。

これにより、見込み客との信頼関係が構築しやすくなります。

応答メッセージ

3つ目は、応答メッセージです。

応答メッセージとは、特定のワードに対して自動でメッセージを返せる機能です。

例えば「料金」を含むメッセージが送られてきたときに、自動的に「商品Aは◯円、商品Bは◯円です」などと返信できます。

毎回メッセージを確認して返信しなくてよいため、コミュニケーションの工数が削減されます。

ステップ配信

4つ目は、ステップ配信です。

ステップ配信とは、友だち追加を開始条件として、経過日数ごとに設定したメッセージを自動で配信する機能です。

例えば、以下のようにメッセージを配信できます。

なお、メッセージを配信するタイミングは自由に設定可能です。

ステップ配信は自動で実施され個別に対応する必要がないため、商品販売までの効率を高められるでしょう。

リッチメニュー

5つ目は、リッチメニューの設定です。

リッチメニューとは、公式LINEのトーク画面の下部に表示されるメニュー画像であり、メニューをタップすると設定したWebページやSNS等に遷移します。

例えば「動画を見る」というメニューを設定し、YouTubeに誘導することも可能です。

見込み客のニーズや自分が誘導したい場所を踏まえて、リッチメニューを設定しましょう。

LINE VOOM

6つ目は、LINE VOOM（ラインブーム）です。

LINE VOOMとはかつてのタイムラインに置き換わってできた機能であり、縦型の動画コンテンツを投稿できます。

LINE VOOMには「おすすめ」と「フォロー中」の2つのタブがあります。

そのため、友だち追加していないユーザーにもアプローチできるのが特徴です。

分析

7つ目は、分析です。

友だち追加したユーザーの性別・年齢・地域の割合やメッセージの開封率、リンクのクリック率などのデータを確認できます。

データをもとにどのようなメッセージがよく読まれるかの仮説を立て、より効果の大きいメッセージを探っていくことが重要です。

常にPDCAを回して、マーケティングの効率を高めていきましょう。

LINE公式アカウントの料金プランと無料でできること

LINE公式アカウントには、3つの料金プランがあります。

料金によって違うのは1ヶ月に送れるメッセージの数であり、無料のプランであってもほかのプラン同様の機能が使えます。

なおスタンダードプランのみ、追加でメッセージを送れます。

	コミュニケーションプラン	ライトプラン	スタンダードプラン
月額固定費（税別）	0円	5,000円	15,000円
無料メッセージ通数（月）	200通	5,000通	30,000通
追加メッセージ料金（税別）	不可	不可	〜3円／通

まずは無料のコミュニケーションプランから始めて、友だちが増えたタイミングでライトプランへの移行を検討しましょう。

コンテンツ販売におけるLINE公式アカウントの活用方法

ここまで、コンテンツ販売でLINE公式アカウントを活用するメリットと使用すべき機能について紹介してきました。

ここでは、LINE公式アカウントを活用する目的やポイントを整理してみましょう。

目的は見込み客の育成

コンテンツ販売においてLINE公式アカウントを活用する目的は、見込み客の育成です。

見込み客の育成とは、継続的なコミュニケーションによって購買意欲を高めることを意味します。

公式LINEを友だち追加している見込み客は、商品やサービスを認知しているものの、まだ購入はしていない状況です。

そのため、商品やサービスの価値や購入することで得られるメリットを訴求していく必要があります。

LINE公式アカウントを通じた定期的なメッセージ配信によって信頼関係を築き、商品を購入したいと思ってもらうことを目指しましょう。

ステップ配信で個別相談までを自動化

個別相談は、商品購入の後押しに有効な手段です。

LINE公式アカウント運用の1つ目のゴールは、個別相談の申し込みとするのがよいでしょう。

個別相談に申し込んでもらうためには、見込み客の育成が必要です。

ステップ配信を活用すると、それぞれの見込み客のフェーズに合わせて自動でメッセージを配信されるため、効率よく見込み客の育成ができます。

コンテンツ販売において個別相談に参加してもらうことを目的とする場合、ステップ配信を以下のように活用できます。

自動化できることは自動化して顧客獲得の効率を高めていきましょう。

コンテンツ販売におけるLINE公式アカウント活用の3つの注意点

コンテンツ販売においてLINE公式アカウントを活用するにあたって、注意すべきことが3つあります。

それぞれについて説明します。

1. 友だちを増やすことが必要

見込み客の育成は、公式LINEを友だち追加してくれた人が対象です。

LINE公式アカウントを活用して売上を伸ばすためには、まずは友だちを増やさなくてはなりません。

友だちを増やす方法には以下があります。

それぞれでリーチを増やすことに加え、リーチした人が公式LINEを登録する割合も高めていくことが重要です。

コンテンツの一部を無料でプレゼントするなど、公式LINEを登録するメリットを作って友だち追加を促しましょう。

2. 友だちのニーズを探る分析が大切

友だちが増えたら、個別相談に参加する人の割合を高めていくことが重要です。

そのためには、配信したメッセージに対する反応を分析して、より効果的なメッセージへと改善していく必要があります。

例えば、分析の項目には以下が挙げられます。

友だちが会社員なのかフリーランスなのか、20代なのか40代なのかなど、属性によって求めている情報は変わってくるでしょう。

また、実際のメッセージへの反応を分析することで、どのフェーズの人がどのような情報を求めているかを明らかにできます。

これらのデータを参考にして仮説を立てて施策を実行し、さらに結果を分析するというPDCAサイクル（Plan→Do→Check→Action）を回していきましょう。

3. 配信数に注意

無料のコミュニケーションプランでは、月あたりの送付上限が200通です。

思いついたときに配信していたら、送付上限を超えてしまうというケースもあるでしょう。

1ヶ月のメッセージ配信数によって料金が変わるため、友だちが増えてきたタイミングで配信の頻度は適切なのか、有効なメッセージ配信ができているかを見直しましょう。

まとめ

LINE公式アカウントは、コンテンツ販売の集客で大きな効果を発揮します。

一斉にメッセージが配信でき、かつ開封率が高く信頼関係が築きやすいのは、ほかのツールにはない大きな特徴です。

また、無料であっても有料プランと同じ機能が使えるのも魅力です。

まずは無料プランからLINE公式アカウントを始めて、コンテンツ販売の売上を伸ばしましょう。